観光ランキング~ボリビアと日本をつなぐ観光スポット

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ボリビアと日本のつながりは長く、19世紀末に100名弱の日本人がペルー経由で天然ゴム産業に従事するためボリビアに入植したのが始まりだ。

 

ボリビアに定住していた沖縄出身者は、太平洋戦争で疲弊した故郷の窮状を知り、沖縄県民に移住を呼びかけた。日本ではあまり知られていないが、ボリビア親日国世界ランキング3位だ。

 

そんなボリビアの日本人ゆかりの観光スポットを紹介する。

1位 ウユニ塩湖

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http://www.his-j.com/tyo/zekkei/uyuni/

 

ベストシーズンの観光客の大半が日本人で、日本のガイドブックでは必ず紹介されている日本人に大人気の観光スポット。富士山山頂と同じくらいの高地に四国の半分くらいの巨大な湖が広がっている。

 

ウユニ塩湖があるアンデス山脈は海底から隆起し、その後氷河が溶け出して湖になったため、窪地に溜まった塩は深さ12mにもなる。ベストシーズンは、11月から3月の雨季だ。塩の湖の上に水が溜まり、風のない日は湖面が鏡のように雲と空を映し出す。

 

塩に覆われた荒涼とした大地には遠近感を感じさせるものがほとんど無く、印象的なトリック写真を撮ることもできる。

 

ただし、塩湖なので、ウユニ塩湖周辺では真水は貴重品であるし、持ち込んだゴミや排泄物は自然分解されることはないことを意識していただきたい。

 

ラパスとウユニの間は飛行機でも行けるが、夜行バスも運行されている。夜行バスの料金は90から250ボリビアーノ、雨季は道が悪くなるので片道15時間かかることもある。

2位 ウユニ塩湖の玄関口ラパス

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http://4travel.jp/travelogue/10873296

 

標高約4,000mの空港からラパス市街地までは直線で4kmほど。平坦で荒涼とした大地が突然開けて、すり鉢状に広がる人口90万人の巨大都市ラパスが視界に飛び込んで来る。

 

後方には標高6,439mにもなるイリマニ山がそびえ立つ。イリマニは地元の言葉で黄金のコンドルを意味する。

 

昼間であれば、すり鉢の縁から民家を縫うように階段を降りて市街地まで散策するのもおもしろい。ただし、ラパス市の縁のあたりは低所得層の居住区域であるので、財布やスマートフォンはポケットにはしまわないなど、最低限の安全対策は必要だ。

 

ラパスには日本人会館があり、日本人が経営するホテルもある。日本人会館では、ボリビアへの日本人移民の歴史をたどることができる。

3位 日本人移住地のあるサンタクルス

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http://matumemo.blog118.fc2.com/blog-entry-73.html

 

戦後にできたコロニア・オキナワには沖縄出身者が多く、1950年代にボリビア政府からの招待で始まったコロニア・サンファンには九州出身者が多い。

 

異国の地であるのに、日本語表記や日本料理もあり、日本語でコミュニケーションも取れる不思議な感覚を味わっていただきたい。