なぜレゲエ歌手がなぜマリファナ好きというイメージになったのか。
中学生の頃、ジャパニーズレゲエにはまっていた時があった。友達の影響から聞いていた。その時に、レゲエ歌手はみんなマリファナを吸っていると思っていた。マリファナのことを歌ったり、CDのパッケージがマリファナだったり、という印象が強かった為だ。中学生の時はマリファナというものは、「よくわからんけど、悪そうな人が吸ってて、気分を上げるタバコのようなもの」と思っており、特に興味もなかったので、レゲエ歌手がマリファナのことを歌ったりするのか疑問に思わなかった。しかし、最近マリファナの記事を書いた際に「そういえばマリファナについて知りたいことあったわ」と思い、調べてみたのでみんなにも共有したい。
マリファナとは
マリファナとはクワ科の一年草で中央アジア原産の植物です。古代から繊維用として栽培されてきました。この植物にはTHCという成分が含まれており、葉などをあぶってその煙りを吸うと酩酊感、陶酔感、幻覚作用などがもたらされます。
緑の葉っぱでこのような形をしたやつ。
http://matome.naver.jp/odai/2137467006060909701
よくこの形をした、芳香剤?がビレッジバンガードに売られているので、知らなかった人もよく目にしていたはずだ。
http://vehicle123.com/archives/11041375.html
海外では最近マリファナを合法化にするという動きが広まっているらしい。また、マリファナには、悪い効果だけではなく、痛みを和らげるなどの効果がある。詳しいことはこの記事を見てみて欲しい。
なぜ、レゲエ=マリファナというイメージになった?
これには、ラスタファリ運動が密接に関係している。ラスタファリ運動とは、
1920年代、ジャマイカの黒人民族主義指導者だったマーカス・ガーベイが「もうすぐ黒人の王がアフリカに現れ、その男は救世主となる」という言葉を残した。そのわずか数年後の1930年、ハイレ・セラシエ1世(本名ラス・タファリ・マコンネン)がエチオピアの皇帝に即位する。「預言が的中した」と考えたガーベイ信奉者達は、ハイレ・セラシエ1世を「救世主=キリストの再臨」として崇めるようになり、そこからラスタファリ運動が始まった。
この運動はジャマイカの労働者と農民から広まった宗教的思想運動である。ラスタファリ運動をしている人を「ラスタ」と呼ぶ。
ラスタの象徴
ラスタが大事にしているものがいくつかある。
アイタルフード
http://estorypost.com/trivia/seven-fact-about-rasta/
これは、ヴィネガーやベジタリアンのような健康に良いものしか食べないという主義である。
ラスタカラー
http://www.fatema.jp/?pid=52224847
ラスタカラー」とは,「赤・黄・緑・黒」の4色のカラーのことである。 「赤」 ・・・ ラスタで戦いで流した血
「黄」 ・・・ アフリカの富
「緑」 ・・・ アフリカの豊かな大地
「黒」 ・・・ 故郷アフリカ の黒人たち
色の順番は真中が「黄色」で、縁が『黒』である事が決まりらしい。
マリファナ
ジャマイカではマリファナは「ガンジャ」と呼ばれ、神聖な物として扱われている。しかし、ラスタが全員マリファナを吸うとは限らないので注意してもらいたい。
ドレッド
http://calico.xyz/2015/06/07/dreadlocks/
ドレッドと言われるこの髪型の正式名称は「ドレッドロックス」という。
ドレッドロックスは、アフリカの戦士の髪型を真似たものという説もあるが、ラスタの教義に照らし合わせれば、それは聖書の教えということになる。曰く、「頭髪や髭に刃物を当ててはいけない。体を傷つけてはいけない。という要素も大きい。
ドレッドもラスタが必ずしもやる髪型ではない。
ラスタにはこのような特徴があるが、今見てきた事を思い起こしてほしい。アイタルフード、ラスタカラー、マリファナ、ドレッド・・・
みんなが持っているレゲエのイメージと一致するのではないかと思う。この理由は、レゲエの神様ボブマーリが深く関係している。ボブ・マーリーはラスタであり、そのラスタスタイルを世界に広めたのだ。そのイメージからラスタスタイル=レゲエになったのたのだろう。
僕が疑問に思っていた、レゲエ歌手はなぜマリファナのことを歌ったり、CDに書いている理由は、
ラスタであったボブ・マーリーの影響だった!
まとめ
こんな話があるなんて知らなかった。調べて改めてボブ・マーリーの偉大さを知った。
今回みたいに、いろいろなルーツを辿ってみるのはおもしろい!
by kazzy
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